「あー、今週も疲れた!仕事、本当に頑張ったなぁ…」
金曜日の夜、そんな解放感と共に、多くの人がこう考えます。「よし、今週も頑張った自分へのご褒美に、何かパーッと贅沢しちゃお!」と。ちょっと高級なディナー、欲しかった洋服、デパ地下のキラキラしたスイーツ。その瞬間は、確かに最高に幸せですよね。

でも、その「ご褒美」、本当にあなたの心を癒していますか?もしかしたら、その行為そのものが、次のストレスを生み出す原因になっているとしたら…?
多くの人が気づいていない「ご褒-美消費」の恐ろしいワナ。それは、ストレスを「お金を使うこと」でしか解消できない思考のクセがついてしまうことです。仕事でストレスが溜まる→お金を使って発散する→一瞬、幸せな気分になる→月末、カードの請求額を見て青ざめる→お金のことで新たなストレスが溜まる…。
この無限ループ、心当たりはありませんか?これはまるで、痛み止めを飲んでいるようなもの。根本的な原因は治っていないのに、一時的に痛みだけを麻痺させている状態です。そして、だんだんと強い痛み止め(=より高額なご褒美)がないと、満足できなくなっていくのです。
では、この負のループから抜け出すには、どうすればいいのでしょうか?「ご褒美を一切やめましょう」なんて、そんな苦行みたいなことを言うつもりはありません。
大切なのは、「ご褒美」と「お金を使うこと」を、一度切り離して考えてみることです。あなたが本当に求めているのは、高価なモノやサービスそのものではなく、「心が満たされる時間」のはず。
例えば、本当に疲れた日は、無理に外食に行くのではなく、お気に入りの入浴剤をいれたお風呂にゆっくり浸かってみる。気になっていた映画を、スマホをOFFにして本気で集中して観てみる。誰にも邪魔されずに、好きなだけ昼寝をする。これらは、ほとんどお金をかけずにできる、最高の「ご褒美」だと言えませんか?
もちろん、お金を使うご褒美が悪いわけではありません。その場合は、「ストレスを感じたから衝動的に買う」のではなく、「〇〇を達成したら、あのブランドの〇〇を買う」というように、事前に計画を立てて「目標」に設定するのです。そうすれば、それはただの浪費ではなく、自分を成長させてくれる「投資」に変わります。
本当のご褒美は、未来の自分を苦しめるものではありません。むしろ、未来の自分を元気にしてくれる活力源であるべきです。まずは今日、お金を使わずにできる「あなただけのご褒美リスト」を作ってみることから始めてみませんか?





